1963年札幌生まれ。典型的O型。
中学時代はスキーと自転車にハマリ高校時代は音楽にどっぷり。その時代に「ミキサーはアーティストだ」(吉野金次著)を読んですっかりその気になりミキサーを目指し上京。MUTE BEATのメンバーとなりDUBエンジニアとして活躍。同時期からDJとしても活動。ヤン富田監修のいとうせいこうのアルバム「MESS/AGE」に参加。幾多のライブを通じ日本のHIPHOPの礎となる。
1989年にMUTEBEAT解散後、音楽を続ける為に一念発起で打ち込みの世界に飛び込む。藤原ヒロシ・朝本浩文等と共に数々のRemixを世に送り出し気がつけばRemixerの第一人者となる。 2000年にはRemixerとして日本で初めてレコード会社とアーティスト契約。現在もRemixer・LIVE / Recordingエンジニア・舞台音響・DJ・アレンジャー・プロデューサーとして活動中。
現場スタッフとアーティストの双方の立場を理解する希有な存在である。

混沌を経ての更に混沌。みたいな

2010年07月09日04:05:12 by dmx

iPhone4リリースされましたね。3Gを購入してから早2年。勿論即日乗り換えです。この半年ほどは本当に「グズでのろまな亀phone」でしたねぇ。それでもiPhoneを使い続けていた理由は「ポケットに入れられるどこでもインターネットが使える小さなパソコン電話」って事でしょうか。基本的に自分は外に出る時はいつでも手ぶらなんですね。機材が必要な時以外は。だからポケットに入れられるiPhoneは自分の生活スタイルにはぴったり。多少動きはのろくとも、ガラケーとは比べ物にならないインターフェイスの楽しさはmac使いならずとも十分にフレンドリーです。多少ストレスはあったモノのこの二年間、違う携帯を持とうとは露程も思わなかったのはiPhoneOSの素晴らしさでしょう。それにしても3Gから乗り換えたiPhone4は素晴らしいの一言。ジョブスの最初のイメージはこれだったんだろうなと思わせるほど快適になっています。勿論若干駄目なところもありますけどね。かの国で騒がれているアンテナ問題ですけど暫く使った感じでは別に大きな問題じゃないです。念のため繋ぎ目部分にセロテープ張ってカバーしてますけど。それよりも国内においてはキャリア側の電波の弱さの方が問題かもしれない。いずれにせよ3Gの処理能力の遅さに耐えた自分にとってはそんなのたいした問題じゃないです。(笑)

話は脱線しますが、自分が最初にパソコンを買ったのは1989年。目が飛び出るほど高価なmacはとてもじゃないが手を出せず、当時ちょっとしたブームになったATARIを購入。DOS-Vマシンですね。パソコン本体にMIDIコネクタが常備されていて、ソフト(Cubase)が立ち上がってしまえば快適そのものでしたが起動のたびに呪文のような文字が羅列され、何かトラブルがあるとそれを解決するために説明書片手に暗号のような文字列を打ち込んでいたのは流石に苦行でした。幸か不幸か、数年でATARIの国内代理店が無くなり修理もおぼつかなくなってしまったのを機にApple IIciを80万円で購入しました。まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟でしたね。100メガの外付けハードディスクが12万円とか。今なら1TB5〜6千円ですからね。100メガあたり5〜6円ってこと?(泣)いやはやこうやって書くと物凄い話ですね。でも、そうやって腹を括るって言うんですか?自分を追い込むというか。安易に後戻りできないですからねぇ。真剣さの度合いが違って当然かな?と今更ながら思うのです。

まぁ、そんなお金の話よりも兎に角驚いたのは、macのGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)の素晴らしさでした。当然macもコンピューターですから箱の中ではDOS-Vマシンと同じようにコンピューター言語で演算処理されていた訳ですが、macはそう言うモノをユーザーに見せないようにしたんですね。それだけでパソコンの前にいるこちらの気分はまるで違う。楽しくおもちゃのようにパソコンを使って遊ぶ事ができた。僕らがやっている音楽もそうですしグラフィックデザインにしてもそうですが、基本は遊びですね。遊んでいる中からクリエイティブな発想が生まれてくる事がほとんど。「面白いものを作ろう!」と言うのではなく「遊んでいたら面白いものができちゃった!」みたいな。

DOS-V(後のwindows)とAppleの決定的な違いはそこだったんですね。使う人が難しいと思わされずに操作する事ができた。(C言語を楽しいと思う人は除くw)winも98から平行して使っては居ますが、Appleのパソコンは僕等のようなパソコン音痴の人間に優しい魔法の玉手箱(おもちゃ箱)ですね。

で、macもwinも日進月歩の歩みを続けて今はwinも随分とGUIは良くなりました。macもOSXになってからUNIXベースになり見た目はmacもwinもだいぶ似通ってきたような印象もあります。が、ユーザーインターフェイスの直感的な操作性はまだまだmacに分があるなぁと。両方使っていてそう思うのです。

閑話休題。DJ機器のお話です。DJ機器は今まさに混沌の時代です。PCDJが普及しコントローラーやDVSが市場を席巻し、このまま一気にそっち方向になっていくのか?と、思われた矢先にiPadの登場です。まだまだiPad(ios)自体の制約があるために先行きは不透明ですが、いくつかのDJソフトは既にリリースされています。これで、また選択肢が増えてしまった。音楽プレイヤーとして何が便利で何がエキサイティングで何が一番DJのやりたい事ができるツールになるのか?方法論が増えて益々混沌です。DJのスタイルも様々ですから「これが正解」という答えは出せないし出す必要もないのでしょう。それは使う側が決めることで「これからはこれだ」と声高に主張する時代ではなくなる様な気もしています。

今までのDJの概念がひっくり返るような、今皆が最高と思っている機材が一夜にして無用の長物になるような。近い将来そのような大変革があるような気がしてならない今日この頃です。